【AP-8443 Revolver】

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■ サウンドインプレッション

AP8443 "Loud Copy"


●全体

聴いてみてすぐに気づくのは、全体的に音量レベルが高く騒がしい点でしょう。
特にバックコーラス、リードギターのフレーズやバッキングのパーカッション、シンバルや鍵盤楽器などの
バッキング部分の音量が非常にはっきりと聴こえます。
曲によっては音が割れる寸前や、明らかに割れていて音が歪んでいるものもあります。
比較基準としたのはUKオリジナル盤のPCS-7009および同じAP-8443でMATRIXが異なる盤です。


●個別

いくつか例をあげると
『TAXMAN』
イントロのリンゴの後追いカウントが大きかったり、バックで"ぐにゅぐにゅ"音が出ているのも
はっきりと聞き取ることができます。特にこの曲ではリードギターの音が飛び出てくるような感じです。
最後のチョーキング部分など音が最後まで伸び、生っぽい音がしてびっくりします。
カウベルやシンバルの音もうるさい位に耳につきますが、音は割れたりにごったりしていません。
この曲ではボーカルが一部ピークオーバーになったのか音が割れています。

『ELENOR RIGBY 』
ポールマッカートニーのボーカルのADTがかかっているのがはっきりとわかります。
この盤ではボーカルはすべてこの様な傾向になっています。
ストリングスも目立っていて弦の震える音もはっきりとききとれます。

『SHE SAID SHE SAID』
イントロではギターの音が割れる寸前です。バックのシンバルやバスドラ、タムの音はUK盤みたいに
抑えられた感じではなく、迫力があります。ただし解像度は甘めに感じます。
UK盤は低音が締まっていて音がクリアーです。またバスドラの低音がポコポコなっていて
コンプレッサーがかかっているのがはっきりわかります。国内盤はこのあたりの音は甘めです。

『GOOD DAY SUNSHINE』
イントロのボーカルの一部で音が割れています。ボーカルもそうですがバックでジョージマーチンが弾く
ピアノの音がやたら大きな音でごろごろと聴こえます。

他に『YELLOW SUBMARINE』のバックコーラス、バスドラの音や『DR.ROBERT』のオルガンの音が
よく目立つなど...。

好みはあるかと思いますが個人的に満足度が高くお気に入りの一枚です。
ただし、この盤はAP型番で見受けられるヒスノイズが目立ったり、UK盤のように解像度はよくないなどの
欠点はあります。
人によって意見が違うかもしれません。
ご意見、感想、ご質問等をお待ちしています。

この記事を読んでいただいてチェックしていただいた方からのレポートはこちらです。

追記:レコードの製造は非常に微妙かつデリケートで、同じ日にプレスされた、いや極端に言うと
5分前にプレスされたものでも音が違うことがあるそうです。それ以外にもオーディオ機器などにも
聞く側の問題として音の出方に大きく変化が見られます。ゆえにこの盤が本当に"Loud Copy"なのかは
管理人の環境での意見なので断言できません。
ここで公開できたのでまずは、長年もやもやしていたものが吹っ切れました。(笑)


★参考資料

レコードを聴いた印象だけでなく、客観的に音の大きさを証明できる方法を検討し
素人でもすぐできるCD規格でWAVファイルとして録音し、その信号をチェックすることにしました。
下にその結果を掲載します。
先にいうと、この方法は音圧をはかるのには適切ではないと思います。
あまりに聴感上の音の大きさとかけ離れています。
(周波数帯域別での測定グラフのため音量を計るのとは方向性が違うのかもしれません)
これ以外に方策を調査したところ、オシロスコープを使用しても満足な結果がえられないという
記事を見つけ、素人の私はこれ以上追求しないことにしました。
と言うより、追求したくともできない(笑)

人間の耳の特性について 2004/11/23 追記:

その後の調査で以下のことがわかりました。
人間の耳には特性がありこれを聴覚特性という。
音が大きいと感じる要因として音圧が基準となりますがそれとは別に
複合音の場合は音圧が同じでも違った大きさの音に感じることがあるということです。
(実際はこんな単純ではない)
今回はまさにこのケースかもしれません。(汗)


以前にいただいた下の意見も納得です

※MASAさんによると音量がでかく感じるからといって必ずしも音圧が高いとは限らず
リミッターのかけ方や、コンプレッサーの具合で印象が変わるそうです。
アドバイスありがとうございました。


●使用機材
アナログプレーヤー:DENON DP-2000
カートリッジ:SURE  M70BX
サウンドカード:Creative Live! 5.1
●録音条件
同一レベル/条件で各レコードの信号を連続して録音しました。
A面7曲目の"And Your Bird Can Sing"を先頭から2分間録音しました。

@1976年プレスのものがピークが高いことがわかります。聴いた印象では
ボーカルの高音部は他のプレスより格段に伸びていますが中低音が貧弱です。

A1967年プレスのUK盤では高域が少なく各帯域のピークはかなり控えめです。

この分野の専門化が見ればなにかあるのかもしれませんが私にはわかりません。


下の波形は上から古い盤の順番で並べています。
波形の拡大画像はこちらです。(かなり重いです)
青文字の1972年の盤がラウドだと思っている物の波形です。

UK
1967



AP8443
1970



AP8443
1972





AP8443
1973



EAS
80556
1976







★比較レポート
記事を読んでいただいた方から比較結果のご報告をいただきました。ありがとうございました。
今後、国内盤のマトリックスはもう少し掘り下げて調査する必要がありますね。
moguさん 2005/04/08 UP
レコードは普段聴くもの以外は、すべて専用の箱に入れています。
その箱が10個以上はあるので、探せるか不安でしたが
ラッキーなことに2個目で見つけました。
フォーエバー帯は見つからなかったので
とりあえず、下記の3枚(●◆▲)を聴き比べています。

●605-3 /606-3(赤盤)ライトアップル/矢印帯/ハードジャケ
◆605 /605 (黒盤)ダークアップル/矢印帯/ハードジャケ
▲605-U 2S/606 4S2(黒盤)ライトとダークの間/国旗帯/ソフトジャケ

YAMAHA GT-2000 / Audio-technica AT15Ea

正直なところはっきりとは分からないです。
ただ、聴いた感じ、違いがあるように感じます。
私自身、英国盤のラウドを聴いたことが無いので
それとは比較できないのですが。

直感として
●は低音部に厚みあるように感じました。その分ラウドに聞こえる。
◆は●比べると線が細い。
▲は結構賑やかな感じがしました。

※私の持っている605-3がたまちさんの盤と同じかどうかという
ことが分かりませんが、・・・JISマークは残っている盤です。
ラウドとまではどうかとは思うのですが、
マトリックスによって、音の違いあるというのは確かにありますね。
何回も聴いているとよく分からなくなっちゃうんですよね。
やはり、テイクが同じだけに少し聴き込む必要がありますね。
盤を見ずに●◆▲の違いが分かったらすごいね。


※MATRIX画像:moguさん提供
だーさんからも所有しているものの情報をお寄せいただきました。
下の画像は所有されている盤のB面です。
そもそも国内盤のMATRIXフォーマットが不明なので今のところどう解釈したらよいかわからない状況です。
なにしろ規則性があるようでなく、時期によっては謎の刻印が存在する..

Refugeeさん 2005/08/17 UP

リボルバーの比較、CD−R化して聴いてみました。

先日、私が淵野辺DUで買った盤は、たまちさんの1970年モノと同じ音でした。
低域が薄く、若干高域よりにシフトした音です。
ラバーソウルのラウドの感じで言えば、これが一番ラウドだと思います。
高域シフトで低域がないので、うるさく感じる(ラウド=うるさい)という感じです。

1972年モノは、確かに音圧が高い感じがします。
これは、日本盤の中では、低域が一番出ていることと関係しているような気もしますが、若干レベルも高く、少々前に押し出してくるような感じがあります。
あんまり歪みっぽい感じはしませんでした。個人的には、一番まとまりのある良い音だと思いました。

残りの日本盤二種は同じ傾向の音ですね。1970年モノと1972年モノの中間的な傾向ですが、個々の音がにじんで歪みっぽく感じました。
これはマスターテープの劣化によるものでしょうか・・・

英オリジナルのステレオって、はじめて聴いたんですが、あんな音なんですねぇ。
低域がボンボンいってますね(笑)

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