【UK Laminate LP Tips】

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The Laminate Coated! その1

■ビートルズのラミネートに関するクレジットと製造元

ビートルズのレコードスリーブを細かくチェックしても、今のところスリーブの製造業者の情報はありますが
どのタイトルもラミネート加工に関する情報は見つかりません。


■ ラミネートフィルム製造元

いろいろ調べた結果、ビートルズのスリーブで使用されていたラミネートは
イギリスのClarifoil社であることがわかりました。
実際に僕はこの会社に問い合わせましたところ、
当時、ほとんどレコード会社のLPはここの製品を使用していたそうでもちろんビートルズのレコードにも使用されていたとの返答をもらいました。

しかしEMI以外のレコードスリーブを見ると..、たとえばDECCAですが、

■ DECCAのレコードスリーブ

イギリスのDECCAもレコードスリーブにラミネートコーティングを採用していました。
下は1970年頃のLPの裏面ですが、ラミネートが大きく内側に回りこんでいます。
同時期のビートルズのレコードスリーブの2倍ぐらいありますね。(EMIのスリーブにも1970年代にも一部このように幅広のものがあります)



実はこのレコードスリーブのクレジットにラミネート素材に関するヒントがありました。
このスリーブには以下のようなクレジットがプリントされています。




"Clarifoil" という製品がラミネート素材として使われていることがわかります。
"British Celanese Limited"も気になるので調べましたら
当時の原料提供元で1910年創業のイギリスの大手化学メーカーでした。
現在は別の会社が原料を提供しています。


"G&H社"と"EJD社"もこのようにクレジットしてくれたら苦労しなくてよかったのに。(笑)

■ Clarifoil社の製品

以下のものが主力製品です。

@ウインドウカーテン
A不可視テープ
B印刷物用皮膜
Cラベル(商品ケースに貼るタイプ)
D写真入れ
E写真フィルム用素材

これ以外に研究用の高精度のUVフィルターも製造しているようです。
試験結果の測定条件などに同社の名前がよく出てきます。
写真フィルム用素材も製造しているくらいなので純度、平面性に関する技術力は相当なものと想像できます。

レコードスリーブのラミネーションに使用されているのはB印刷物用皮膜(Print Lamination) です。
現在は主としてCDに使われています。

海外の工業ニュースの記事に"マドンナ"の1993年発売のCDのライナーのラミネーションに
なぜ同社の製品が採用されたかなどの解説記事が掲載されているのを見たことがあります。

同社によると他社のものと比較してフィルムの透明度が高いのが特徴だそうです。


"Clarifoil"は登録商標なんですね。



続いてラミネート加工についてご紹介いたしましょう。 2ページへ

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